もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
げんき?
「もう具合いいの?」
朝登校すると、彩心が私の席までやってきた。
体育の授業前に倒れてから、その日のうちに病院に行った。原因はただの風邪。
その次の日と、そのまた次の日の朝は熱はなかったけど、念のため休んだ。
それから土日がはさまって月曜日の今日だから、学校にくるのはちょっとだけ久しぶりな感じがする。
「うん、もう全然大丈夫!あとでノート見せてくれる?」
「そう言うと思ってコピーとっといた」
「さっすが親友…!」
持つべきものは友達想いのデキる親友だ!
感動している私に、彩心が「あのあと、高橋くんと一緒に帰ったの?」と聞いてきた。