もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「あー…」
京星くんは少し、考えるように間を置いたあと
「どっちだと思う?」
逆に聞いてきた。
「えー、どっちだろ。
京星くんの圧勝だと思ってたけど、意外にハヅキも頑張ってたよね」
ちなみにハヅキはただいま外出中で、席にはいない。
「じゃぁ聞き方変える」
京星くんが頬杖をついて、私を見据える。
「どっちが勝ってたら、いいと思う?」
「…え…」
どっちが勝ってたら、って…