もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】





そのままどこか気だるそうに廊下を歩いていくハヅキ。



どんどん遠ざかっていく。



もう私と視線が交わることもない。






…やっぱりハヅキ、なんかおかしい。






ハヅキはもう、1ミリも私の方なんて見ないのに




私はなぜかずっと、廊下の角を曲がって見えなくなるまで、ハヅキの背中を見つめてた。




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