もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
ハヅキのこと嫌いだと思う。
でも
階段から落ちたところを咄嗟に受け止めてくれたりとか
遊園地で走って私のこと探したりとか
熱でフラフラな私をおんぶして家まで運んだりとか
――認めたくないけど。
それに負けないくらい、いやそれ以上に最低なことたくさんされてきたけど
ハヅキのこと、嫌いってだけじゃなくなってきてる自分がいる。