もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
ボトリ、と箸でつまんでいたたまご焼きが落下した。
…自分の思考なのに、自分が追い付かない。
わたし…ハヅキのこと、嫌いだけじゃないんだ。
振り向くと、ハヅキは今日も今日とて女子に囲まれていた。
女子に囲まれているときのハヅキ、というかクラスにいるときはいつも
ハヅキは完璧な笑顔の仮面を身に着けている。