もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「……え…」
ハヅキに言われた言葉が、ズドンと鉛のように心に重くのしかかる。
「…安心してよ?」
ハヅキがとってつけたような笑顔を浮かべて、かすめるように一瞬、私の頬を撫でた。
「…今度はもう、会いにこないから」
そして私の頬に触れた手をギュッと握ってポケットに突っ込むと
私を置いて歩いていった。
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