もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
ボス、とソファが沈んで、顔を上げると隣に京星くんが座ったところだった。
「よ」
相変わらずのポーカーフェイスで挨拶してくれる京星くん。
「京星くん」
「歌わねーの?」
「私あんまり歌うまくないんだよね…京星くんは?」
「俺も。つーか最近の歌とか全く知らねー」
面倒くさそうにソファに体を沈める京星くん。
チラ、とハヅキの方に視線を走らせた。
「…あいつとは。話さねーの?」