もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】




「…さっきの、取り消す」




私を見つめたままハヅキが口を開く。




「好きな異性のタイプ?
優しくてかわいいとかクッソどうでもいい。


俺が好きなのは――」





ハヅキが手を伸ばして、私の顎をクイッと持ち上げた。





「好きすぎて、もう顔も見たくない女」







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