もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
泣き顔なんて見たくない
「ねぇ聞いた?ハヅキ、もう学校来ないって」
「え!?転校って来週でしょ!?」
「そうなんだけど、家庭の事情でもう来れないって」
「そんな…」
朝登校すると、教室はそんな話題で持ち切りだった。
思わずカバンを落としそうになる。
もう来ない…?