もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「みんなおはよ~!SHR始めるよ~!」
「あっマキ先生!ハヅキ、もう来ないってホントなの!?」
教室に入ってくるなり、質問攻めにあうマキ先生。
マキ先生は苦笑いを浮かべた。
「あれ、もう知ってるの。
そう。残念だけど、今朝学校に電話があってね。
高橋くんは昨日を最後に、もうここには登校しないことになりました」
「そんな…やだよ!!」
「やだって言われてもね…」
そんな会話をどこか遠くに聞きながら、席に着いた。
そっか。もしかして昨日の
“ばいばい”
…そういう意味だったの?