もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
隣を見る。
ハヅキの席“だった”、その場所。
“好きすぎて、もう顔も見たくない女”
…ほんと自分勝手なヤツ。
自分だけ言いたいこと言って、勝手にいなくなって
こっちの気なんて知らないで。
昨日ハヅキにキスされたとき、もうキスなんてハヅキには何度も無理矢理されたのに、なぜかすごく胸が苦しくなった。
苦しくて、苦しくて
そしてすぐにいなくなって
…わたし自分で思ってたよりずっと、ずっと、ハヅキがいなくなったことに、ショック受けてる。