キミ観察日記
 マンションに帰宅したのは、日が沈んだあとのことだった。

 おもむろにポケットから取り出した携帯電話の画面に表示されているマークをみて安堵する与一。

 よかった、電波がいきている。

「どうでしたか。別荘での生活は」
「たのしかった!」
「そうですか。それはよかった」
「風呂に入るぞ」
「うん」
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