敏腕専務はウブな彼女を染め上げたい~イジワルな彼の甘い言いつけ~
片手で口元を覆い、悶えたいのを堪える私に気づいているのかいないのか、生巳さんは冷静な口調に戻って問いかける。
「で、さっきは異端社長になにを吹き込まれたんですか?」
「えっ!? あ、えーと……」
「頬が赤くなっていましたよ」
若干の威圧感を漂わせる彼に、私はしどろもどろになる。眼鏡をはずすと豹変する癖を教えたら、意識して封印されてしまうかもしれない。
どう答えようかと考えあぐねているうちに、彼は不満げな面持ちになっていて、痺れを切らしたように口を開く。
「言わないなら、今夜はお仕置きです。社長とあなたとの間に秘密があるようで気に食わないですからね。そうだな、目隠しでもしましょうか」
「っ、ハードル高すぎます!」
顔を熱くして思わず物申すと、生巳さんは仏頂面を崩しておかしそうに吹き出した。
なんだ、からかわれただけか……。この隠れSな彼氏様ならやりかねない気もするけれど。
「で、さっきは異端社長になにを吹き込まれたんですか?」
「えっ!? あ、えーと……」
「頬が赤くなっていましたよ」
若干の威圧感を漂わせる彼に、私はしどろもどろになる。眼鏡をはずすと豹変する癖を教えたら、意識して封印されてしまうかもしれない。
どう答えようかと考えあぐねているうちに、彼は不満げな面持ちになっていて、痺れを切らしたように口を開く。
「言わないなら、今夜はお仕置きです。社長とあなたとの間に秘密があるようで気に食わないですからね。そうだな、目隠しでもしましょうか」
「っ、ハードル高すぎます!」
顔を熱くして思わず物申すと、生巳さんは仏頂面を崩しておかしそうに吹き出した。
なんだ、からかわれただけか……。この隠れSな彼氏様ならやりかねない気もするけれど。