敏腕専務はウブな彼女を染め上げたい~イジワルな彼の甘い言いつけ~
そんなふしだらな思考は、髪を乾かすドライヤーの風と共に頭の片隅になんとか追いやり、何食わぬ顔でリビングダイニングに戻った。
ソファに座り、ノートパソコンを開いている専務が、こちらに視線を向ける。
「お風呂、ありがとうございました。あと、この服も」
彼の服は当然大きく、袖をまくっても落ちてくるので諦め、指先だけ出した状態でぺこりと頭を下げた。
「えへへ、ぶかぶかですよね。子供みたい」
なんだか照れくさくて笑ってごまかすと、彼は漆黒の瞳を私から逸らさずにノートパソコンをパタンと閉じた。
そしておもむろに腰を上げ、意味深な笑みを浮かべる。
「こちらこそありがとうございます。萌える姿を見せていただいて」
「萌……っ!?」
専務らしからぬ言葉に、目を丸くしてすっとんきょうな声を上げた。彼はそんな私のすぐそばに歩み寄り、耳に唇を寄せてくる。
「本当に私だけのものになったみたいだ」
そこはかとなく甘さを感じる声で囁かれ、心臓が大きく波打った。同時に、じわじわと顔が火照りだす。
ソファに座り、ノートパソコンを開いている専務が、こちらに視線を向ける。
「お風呂、ありがとうございました。あと、この服も」
彼の服は当然大きく、袖をまくっても落ちてくるので諦め、指先だけ出した状態でぺこりと頭を下げた。
「えへへ、ぶかぶかですよね。子供みたい」
なんだか照れくさくて笑ってごまかすと、彼は漆黒の瞳を私から逸らさずにノートパソコンをパタンと閉じた。
そしておもむろに腰を上げ、意味深な笑みを浮かべる。
「こちらこそありがとうございます。萌える姿を見せていただいて」
「萌……っ!?」
専務らしからぬ言葉に、目を丸くしてすっとんきょうな声を上げた。彼はそんな私のすぐそばに歩み寄り、耳に唇を寄せてくる。
「本当に私だけのものになったみたいだ」
そこはかとなく甘さを感じる声で囁かれ、心臓が大きく波打った。同時に、じわじわと顔が火照りだす。