桜姫と王姫(完結を間違えて押してしまいました💦)
…………好きってことじゃん!?


「うわ、なんで気づかなかったんだろ。やば……これからどうしよう」


今気づいてよかった、かな。


「「気づかないところがやばい」」


……そんなやばい?

そう思いながらも風になびく髪を押さえて歩く彼女から目が離せない。





それからしばらくだった頃、莉緒が桜蘭の倉庫で興奮気味に話し出した。


「ねぇねぇ今日さ、花鈴ちゃんと友達になったの!」


……花鈴。あの子は2組だった。

そして莉緒も。


「……苗字は?」

高鳴っていく鼓動を抑えつつ、莉緒にさりげなーく聞く。


「星川だよ!星川花鈴ちゃん!めっちゃ可愛いの」
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