桜姫と王姫(完結を間違えて押してしまいました💦)
『その人たち、すごくいい人でね?


娘さんがいるんだけど、私にも会社継がせてあげたいって言ってくれて。

その娘さんが社長は嫌って言うから私が次期社長になったの。』



「へぇ〜。お母さんの方の会社なのか」


『うんそうだよ。大好きだったお母さんの.........』




ずっと、ずっと大好き“だった”。



その過去形になっているのに気づいたのか、不思議そうな顔をした。

ニコッと笑って話そうと思った時に.........




「お客様、着きましたよ。」



そんな40代後半位?のタクシーの運転手さんの声がした。

その後に聞こえた声は樹の声だった。


タイミング悪ってね。
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