私を、好きでいてくれた人
過去とプラネタリュウム

次の日の土曜日。

私は土曜日は、だいたいお昼まで寝ている事が多い、なのに…

枕元の携帯の着信音が鳴る。


「んー…」


私は少し重たい瞼をゆっくり開けて、携帯画面を見る。


「こんな朝から…一体誰…?」


すると、携帯画面に表示されていたのは、


「……え?小林くん!?」


私は少し驚きながら通話をタップする。


「も…もしもし?」


「あっ…オレオレ、俺だけど」


「どこの詐欺ですか?っていうか…どうしたの?昨日の今日で驚いたよ」


「早瀬、今なにしてんの?」


「えっ?今…は起きたところ」


「は!?今起きたのかよ?」


「うん、土曜日はだいたいいつもそんな感じで…」


「そんな感じって、もう11時だぞっ」


「うん…え?ダメ?」


「はぁー…」


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