私を、好きでいてくれた人

小林くん、なんか楽しそうなんですけど…。

私をからかって楽しいのかな?
まだ、つかめない人…。

そして私達は、二つ先の駅で電車から降りた。


「なぁ、目的地の前にアイス食べない?」


「えっ?アイス?」


「うん、俺好きなんだよね」


「へぇ~?じゃぁ私も食べるっ」


そして駅前に並んでるアイスクリームのお店に入ることに。

やけに嬉しそうだな…小林くん
アイス好きなんだ…。

そして、それぞれ注文を済ましてアイスを受け取ると、小さなテーブルを挟んで向かい合わせに座った。


「んーうまっ!」


「ふっ…」


私は美味しそうに食べる小林くんを見て、思わず笑ってしまった。


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