私を、好きでいてくれた人
なんか、大人のデートだ。
車でドライブ。
……ん?デートでいいんだよね?
「小林くん…車持ってたんだね?」
「うん、まぁ…大学三年くらいの時には持ってたかな?」
「そうなんだ?私は免許だけ」
「まぁ、女性はいいんじゃない?乗せてもらえば」
「そうだね…乗せてくれる人が見つかるといいなぁー…なんて」
「……うん、そうだな」
あ…しまった。
今のはいらなかった、きっと小林くんのこと傷つけた。
私…こんな人だよ?小林くん…。
自分に自信がない…。
「じゃぁ、出発するよ」
「あ…うん、お願いしますっ」
「おぅよ」
そして小林くんは車を発進させた。
途中、コンビニに寄って飲み物やお菓子など買って、目的地の海へ向かった。