沈黙の歌姫

まだやりたい気持ちもあったけど、この声で呼ばれちゃ行くしかない。


また今度やってもらおう


『今度は俺とな』

へ?私全部顔に書いてた??


『ほら、もう行くぞ』

と、手を引いて歩き出してしまったので慌ててふりかえって、5人にありがとうってお辞儀と目で伝えた。


5人ともいつもの総長として前に立つ海音とのギャップに呆気に取られて、ポカーンとした顔をしていた。


2階にあがって、開けたドアは幹部室……ではなくて、

隣の部屋。何の部屋だか気になってたところ。


中に入るとそこには、キングサイズであろうベット、冷蔵庫、ソファなどなど、ビジネスホテルの超豪華版って感じ



『この部屋は総長室』


なるほど…だから豪華なわけね。


『俺と俺が許可した人しか入れないとこ。結歌はいつでも使っていいから』


『今日は遅いからここ泊まるから、先シャワー浴びてきな。はいこれ。』


差し出されたトートバッグ
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