沈黙の歌姫
『ありがとな』
「はい!これ、俺ん家のケーキ屋のケーキなんです」
『お前ん家ケーキ屋なのか』
「そうですよー。一人息子だから俺が継ぐって親父に勝手に決められて、本当にうざいんですけど、味は上手いって認めざるを得ないから悔しいんすよね」
ここにいる人は何かしら事情を抱えてる人がほとんどだと、海音が言っていたけど
悔しくて、不甲斐ないって感じの裕貴の表情に
多分、裕貴は他にやりたいことがあるんだなって思った。
『そうか。
ていうか、お前いい加減敬語やめろよ。宗一とか泰晴たちもだけど。』
「いや、無理っすよ。海音さんのこと本気で敬ってるから敬語なんです。」
裕貴たちの気持ちも分かる
海音はものすごいオーラを放ってて、近寄り難い雰囲気。
でも実際は仲間思いで少し子供っぽい
『それは嬉しいけどさ。タメなのに敬語は気味わりぃ』
「後ろ向きに検討はしときます」
後ろ向きに検討って初めて聞いたけど笑笑
『なんだ後ろ向きって笑』
「はい!これ、俺ん家のケーキ屋のケーキなんです」
『お前ん家ケーキ屋なのか』
「そうですよー。一人息子だから俺が継ぐって親父に勝手に決められて、本当にうざいんですけど、味は上手いって認めざるを得ないから悔しいんすよね」
ここにいる人は何かしら事情を抱えてる人がほとんどだと、海音が言っていたけど
悔しくて、不甲斐ないって感じの裕貴の表情に
多分、裕貴は他にやりたいことがあるんだなって思った。
『そうか。
ていうか、お前いい加減敬語やめろよ。宗一とか泰晴たちもだけど。』
「いや、無理っすよ。海音さんのこと本気で敬ってるから敬語なんです。」
裕貴たちの気持ちも分かる
海音はものすごいオーラを放ってて、近寄り難い雰囲気。
でも実際は仲間思いで少し子供っぽい
『それは嬉しいけどさ。タメなのに敬語は気味わりぃ』
「後ろ向きに検討はしときます」
後ろ向きに検討って初めて聞いたけど笑笑
『なんだ後ろ向きって笑』