沈黙の歌姫
本日何度目だろうか。またまた彼の腕の中。
上見上げてたもんだから彼の顔がより近く感じる
恥ずかし//
『結歌さ、敬語禁止。それと、俺のことは海音って呼べ。強引だったかもだけど、俺ら付き合ってんだろ。なんか壁つくられてるみたいで嫌だ。』
嫌だ。って…昨日の威厳あるオーラを漂わせた人と同じ人とは思えないほど、子供っぽくて可愛い
『分かった?』
動きずらいほどに抱きしめられてるから、小さくどうにか頷く
『ならいい。』
いいとか言いつつなかなか離れようとしない。
『俺から離れんなよ』
その声は真剣で寂しそうで。
頷く代わりにギュッと抱きしめ返した。
『バカ。可愛すぎ。』
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