愛が重くて何が悪い!
……モテてるよ?気持ち悪いぐらいね?
私は璃汰ほど重いわけではないけど、何回か空き教室に呼び出したことあるよね。


まぁ、基本的に私がそんなことするまでもなく、女の子との接点を作らないが璃汰なんだけど。……そういうとこめっちゃ好き。


「ご飯食べたらお風呂入るでしょ?」
「うん」


2人で入るのはいつもの日課。
もちろん、ちゃんと脱いでるからね?
そこまでしてタオル巻くとか、そんなじれったいことはしない。
したらしたで、璃汰に剥がれる。


食事を終えて、璃汰が食器を洗ってる間に、2人分の着替えを用意。
先に洗っておいて湯船に浸かって待ってる。
ちゃんもメイクも落としたよ。もちろん。
これは洗う前に湯船に浸かって欲しくない私を璃汰が受け入れてくれた形。
時間差で入る。


「入っていいー?」
「いーよー」


躊躇いなく開く扉。もういつものこと。
璃汰はマイペースに洗って、私の背後に入ってくる。
< 4 / 78 >

この作品をシェア

pagetop