愛が重くて何が悪い!
「明日から部活だね」
「うん。……心配」


璃汰は私の肩に顔を埋める。
……可愛い。


「でも璃汰が男バレのマネージャーって言ったんだよ?」
「うん……だって俺から離れて欲しくないんだもん……。知らないところで知らない男と話してるとか考えたくないもん」

それなら知ってる方がまだいい、と呟く璃汰。

元から部活に入る気なかった私としては、あ、私部活入るんだ?って感じだよね。
しかも男の海。


男バレのマネージャーさん、全然いなくて結構男子との接触多そうだし、璃汰が壊れちゃわないか不安なんだけど。


わたしが部活入らないのはどう?って言ったら、それじゃあ悠音が足りなくなっちゃう。って言って否定された。
可愛いから許す。


そうじゃなくても多分。
璃汰が他の女の子と仲良く話してるのを考えたらいてもたってもいられなくなって、マネージャーしてたと思うけど……。


「うん、わかってるよ」
「……違う男に惚れないでね?」
「惚れないよ?璃汰しか好きじゃないよ?」
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