愛が重くて何が悪い!

「私、ちゃん、と、次の日の朝にごめんねって、聞こうって思ってたの。
私、も。ごめんなさい……って、言おうって」
「うん……」


「でも、ね……あの日の夜、お風呂……別々に、入ったでしょ?
私、1人が寂しくて、お風呂にスマホ持って……入って。それで……璃汰からごめんね、って、来たと思ったの、だから。


……だから、許してあげようって思って……メッセージ起動したら、璃汰じゃなく、て、元カレ、で。
私の連絡先、なんで知ってるんだろって思って……。


璃汰、以外の人……すぐに既読付けちゃったのが、怖くて……璃汰、が、不機嫌になったらどうしよ、って、嫌いになっちゃったら、どうしよって言えなくなって……。


それで……気づいたら、璃汰にかくしごと、してて……それで。
それで、璃汰の顔、見れなくて、どうしたらいいか、わかんなくなっちゃった……の」


悠音は泣きながらそう言った。
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