触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜
【甘い果実】







「ヒロ……もっと」




色っぽいセリフにドキドキする。
再び重なった唇。
奈那の方から優しく舌が入ってきた。
これが……例の、ディープなキス…!
ヤバい…っ!




案の定、俺のジュニアは反応して奈那に当たってしまう。




唇が離れて視線が下に向く。
もろにバレてる模様。
腰を引いたら顔が胸に…!
でも下の方がヤバい状況…!




「奈那、ちょっと待って……色々ヤバい」




フゥ〜と深呼吸。
さすがにすぐには収まりそうにないよな。
元気過ぎて恥ずかしい。




「ヤダ……待てない」




「え…?」




そのまま顔だけ上げたら素早くキスされた。
キスしたままで……ズボンの上から触られる。
ビクッとした。




「我慢しないで……?どっちにしろ私が襲っちゃうんだから」




「は……はい、お手柔らかにお願い…します」




小悪魔に微笑んでTシャツを脱がされた。
俺の手を持ち自分の服もと催促する。




うわ……俺が脱がすの?
今、奈那がやったみたいにってことだよね?
ゆっくり捲くしあげたらバンザイして可愛い。
わかってたことだけど、いざブラの姿を目の当たりにするだけでクラクラしちゃう。




「あの……電気は消しますか?」




何これからって時に敬語になってんだよ!
めちゃくちゃ恥ずかしい!!
ひぇっ、首の後ろに手が回る!
ロックオンだ。




「ヒロはどっちがいい?」




「えっと……俺は………」




こんな時何て言うのが正解!?
明る過ぎても恥ずかしいだろうし
暗過ぎても初めての俺には難易度が上がる。




「あ、じゃあ……」




そう言った奈那はテーブルの上で閉じてたパソコンを再起動し部屋の電気は消した。
なるほど……これだとディスクトップが間接照明代わりだ。




再び乗っかってきて目が合う。
これくらいの明かりだと俺でもわかる。







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