触りたい、縛りたい、愛したい 〜例え許されない恋だとしても〜
「う……ん……何ならもう1回しとく…?」
「………うん、する」
あまりにも襲っちゃいたい表情で言われたので秒で理性吹っ飛んじゃいました。
俺のバカヤロー!!
もう服の中に入れた手で奈那の弱いとこ刺激しちゃってる。
寒いくせに俺の貸したセーターを脱ぐ姿は色っぽくて乱れた髪を直してあげる。
「寝起きとか……興奮しちゃうね?」
「えっ……奈那、朝から大胆……」
クスッと笑う奈那は俺の髪を撫でながら
「ヒロにしか言わないけど…ダメなの?」って朝から興奮させないで。
「いや、大いに大歓迎…です」
毛布にくるまりながらひとつになる身体。
好きよ……ヒロ………
何度も囁いてくれて嬉しかったんだ。
奈那の気持ちが優しく……時に激しく伝わってくる。
もう奈那なしじゃ生きていけないほど溺れてる。
この身が……心が……全てが奈那を愛してるんだ。
ギュッと抱きしめて………キスして………
「奈那……もう1回」
「戻るね?」
「うそーん……」
やっぱそうなるよね………お決まりだよな?
服を着ながら何度もキス。
脱がしたいのに着ていくなんて理不尽だ。
つけたはずのホック外したら怒っちゃうよね…?
後ろから再び露わになった胸に触れてしまう。
目が合えばキスで言葉を遮る。
「………もぅ!」
振り返りながら怒る奈那は本気で怒ってるわけじゃなくて、素直にバンザイしてる。
俺に脱がされて、俺も脱がされて。
2回目は最初より激しくて乱れちゃうよね。
挑発し合うから何度も意識飛んでって
寒さなんて忘れてて。
必死に声抑えてるのめちゃくちゃ萌える。
マジで壊したくなるんだ。
もう煽んないで。
「祐翔………愛してるよ」
一番聴きたかった言葉。
一番聴きたい時に聴かせてくれるよね。
「俺も……奈那、愛してる」
お前以上の女なんて居ないよ………
この想いは、永遠だから………
この先ずっと、奈那だけに愛を捧げるよ