触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜




「ごめん、ヒロ……いっていい?」




え…!?もう!?!?
ヤバ………嬉しい。
こっちも余裕なんてないけど
先にいかせられるのはめちゃくちゃ嬉しい。




「いいよ、奈那……」




ギュッと目を瞑って喘いだらキツく締まって俺もヤバくなる。
ぐったりと身体を預けてくる奈那が愛しくて仕方ない。
肩で息してんだもん。
まだ攻めていい……?




「ヒロ………ダメぇっ…!」




むちゃくちゃにしたい。
壊してしまいたい。
好きで……好きで……まだ足りない。
俺ので壊れてよ。
やめてって言われてもやめてやんない。
頭のてっぺんまで突き上げてあげるから
泣き喚けよ。




「あ………もうヒロ無理だってばぁ…!」




再びいかせた後、俺も果てた。
息があがっても口づけしていたい。
触れていたい。




「こんな勉強法もいいね」って言ったら教科書でポカッと叩かれた。
冗談だってば。
下着をつけた瞬間キスしたらトロンとした目するんだもん。




「そんなに良かった…?」




たまには意地悪な質問させて?
余韻に浸りまくりじゃん。
コクリと素直に頷くからまた襲ってしまう。
強引に唇を奪ったらそれなりに応えてくれるけど目線外して吐息混じりにこう言うんだ。




「もう無理……腰砕けてるから」




その顔ズルい………余計煽ってんじゃん。
繋ぎ止めておきたくてあちこちにキスマークをつけた。
抵抗しない奈那をもう一度見るとブラを少しさげて「ここも」って懇願する。




「ヒロの全部……刻んで…?」




そんなこと言われたら止まらなくなる。




「止めないで……」




「いいの……?」




「ヒロに……壊されたい」




奈那からのキス。
触れた途端に激しい。
ねぇ……その顔誰にも見せないで。




「だからもっと強くつけて……麻痺させて…?」




膨らみに唇を這わせたらギュッと抱きしめてくれる。




ヒロでいっぱいにして………




頭の上で吐息混じりにそう聞こえてきた。




キュン…と胸が鳴って後戻り出来ないほど伝わる鼓動に溺れていた。




身体中につけた跡は愛してるの印。
共に愛し合った印。




「痛くない…?」




ううん、と首を振り優しく微笑んだ。
嬉しいの…と素直に喜ぶ。
髪を撫でたらどちらからともなく大好きが溢れた。









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