触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜




暗闇で耳たぶ噛まないで……
舐めないで……




「ダメ……動かないの」




そ、そんなこと言われても……無理だ。
直接触れられて……天を仰ぐ。




「足崩して……楽にして?」




言われるがまま楽な態勢に。
もう……どうにかなっちゃいそう。
何をされても全部感じてしまう。
見えてないからって……大胆じゃない?
腹筋を指でなぞられただけで反応する。




目隠しされてるから装着は任せなきゃだけど……なかなか着けてくれなくて。
絶対イジワルされてる……




「奈那……お願い、早く……」




「まだ…」ってどんだけ攻めてくるの…?
本気でヤバいんだよ……
やっとのことで着けてくれて繋がった瞬間。
乗っかってた身体を勢いよく後ろに倒す。




ベット側にクッションがあるのを思い出して奈那を寝かせた。




「頭……大丈夫?痛くない?」




「うん……」




繋がったまま、上の態勢になった俺。
激しく動いたら壊れるのはわかってる。
でも我慢出来ないから少しだけ許して…?
頭も振っていたのか結び目が弱かったのか、目隠ししていたネクタイが解けて落ちた。




「あ……っ…」




ようやく見れた奈那は今までで一番艶っぽい表情だった。
こんなの……ヤバ過ぎる。
揺れるたびにピンクに染まって色っぽく鳴くんだ。




「ヒロ…っ……気持ち良い…っ」




乱れた髪さえ画になる。
落ちたネクタイを手にした俺は口が勝手に動く。




「奈那にもしていい?」




「いいよ…」




そのままゆっくり奈那を起こして目隠しする。
こんな姿でも……めちゃくちゃ綺麗だ。




「ヒロの……エッチ」




「ごめん……でもやめない」




グッと握る手を上にあげた。
押さえつけて目隠しさせてるとか……
マジでヤバいけど色気半端ない。
こんなふうに壊してもみたかった。




優しくキスしたら指を絡めてきた。
手を離したらもっと欲しい…と首に回る。




たくさん与えるけどやっぱりこうしたい。
両手をクッションに押さえつける。




そこから俺は何度、奈那を鳴かせてしまったんだろう。
ダメ…とかイヤだ…とか全部幻に思えて
いってもいっても足りなかった。







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