触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜




「奈那……それヤバい」




深いキスのあと後ろに手をつく奈那の膨らみに舌を這わせた。
ちゃんと目を逸らさず見たよ。
奈那が脱力していくところ。
震えながら快楽に溺れて果てていくところ。
泣きながら俺の名を呼ぶ姿も。




めちゃくちゃ綺麗だった。




俺の……俺だけの奈那。
ぐったり寝そべり目隠しを取った。
背中にキスを落とす。
新しいの着けて後ろから繋がろうとする俺に呆れてしまうかな。




「ちょっと待って…ヒロってばぁ…!」




ごめん……待てない。
仕返しなんてものじゃないけど
煽ってきたのは奈那だよ。
後ろもまた……最高に良い。
指も舌も絡めて大胆に……
いったすぐ後で悪いけど止めれそうにない。




頑張ってこっち振り向きながら悶える姿もなかなか良い。
めちゃくちゃそそられる。




「奈那……壊していい?」




もうハイになっておかしくなっちゃってるのかも。
奈那を鳴かせたいなんて……どうかしてるよね?




「もう…壊れてるってばぁ…!」




うん……良い反応。




「でもヒロ……」




甲で重なってた手を返して握り合う。
シーツに映える妖艶な横顔。




「壊してもいいから……いっぱい出して」




ドクン…!と心臓が跳ねる。
もうどんな手を使っても離したくないと思った。
絶対に手放さない。
奈那の中に全部出す。
その横顔だけでいける。




狂おしいほどに愛したい。
何度も名前を呼んで……
果てても……果てても……
壊してしまいたかった。














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