触りたい、縛りたい、愛したい 〜例え許されない恋だとしても〜
「ヒロ……やだ」
嫌じゃないでしょ…?
止めないよ?ていうか止めれない。
同時に攻めたら蜜が溢れ出た。
何度も名前を呼んで果てる姿。
ズルズルと下に降りて手を止められた。
「ヒロのバカぁ……」
ぐったりしながら可愛い。
トロンとした目。
それでも欲しがる唇。
今度は奈那がボタンを外してくる。
もうすでに装着可能な状態だから後ろを向かせた。
ベットに手をつかせたまま突き上げる。
ごめん……待てなかった。
まだいかせたくて奥まで深く何度も。
はだけた背中にきつくマークをつけて締め付ける中に耐えた。
片腕を後ろに引き攻め続ける俺に伏せる頭。
ぶつかる肌の音。
奈那…………
奈那…………愛してる…………
完全に脱いでない制服のまま繋がる俺たち。
「いっていい…?」と耳元で囁いたらあの瞳で頷いてくれた。
キュ…ンと締め付けられて奈那もいく瞬間、激しく打ちつけて共に果てていく。
乱れる吐息のままキスを繰り返す。
うっすらかいた汗を拭い、額にもキスしてくれる奈那を抱きしめた。
「今のヒロ、やば……」
「ヤバいの?俺……」
まだ肩で息してる。
「こんなのされたら……離れられなくなる」
「エヘヘ……じゃあ作戦成功だ」
シャツごと引き寄せられて再びキス。
まだあの瞳だ………
「ねぇ、どこまで惚れさせるの…?もうキャパ越えだよ?」
ねぇ、どこまで可愛いの…?
そんなの俺も同じだよ。
こっちはとっくにキャパ越えしてるけどね。
見つめ合えば……また重ねてる。
離れるたびに
「これ以上したら唇ふやけちゃうね」と言う。
「でもキスはやめれないでしょ…?」
こんな意地悪で返したらどんな反応するのか見てみたくなる。
「いっそ……溶けるまでしちゃおっか」
あ……逆に煽るパターンだ。
答える間もなくもう奪われてる。
優しく侵されてる。
はだけた肩がセクシーで萌え袖なのは反則。
「ヒロ……大好き」
「うん、俺も」
限られた時間。
残された時間はずっと肌を重ねていたい。
あとどのくらい
この家で弟で居ればいい……?
惜しみなく溢れる想いを
あとどのくらいの時間隠せばいいかな……
2人の答えは出てるのに
俺はまだ、奈那のサインを待っている……
待ち続けている……