触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜




待って……も
ダメだよ……も
全部従えなくてごめん……




自分の指咥えて耐えてる奈那が愛しくて……
ずっと俺だけを見てほしくて縛りつけたくなる……
愛してほしくて……
依存してほしくて……
一緒に壊れてしまいたくなるんだ……




果てた後の俺を優しく包み込んでくれる腕に身を任せてる。
耳から伝わる鼓動に安心して眠い。




「少し寝てていいよ…」




髪を撫でながら全部お見通しの様子。
涼子さんはまだ帰って来ない。
それなら少しの間だけ甘えたいかも。
お互いまだ裸のままで布団に入ってる。
細い腕を伸ばし奈那の腕枕。




「一緒に寝よ?」




「……誘ってる?」




「バカ…」




「冗談だよ」




素直に腕枕されたらギュッと抱きしめて目を閉じる。
触れてる肌がスベスベで気持ち良い。
相変わらず良い匂い。
この状態で放置……さすがにヤバいです。
無法地帯もいいとこ。




気持ち良さそうに寝息を立てている奈那をまだ見ていたいけど、理性崩壊は目に見えてるからそ~っとベットから出て落ちてる服を拾う。




電気を点けた。
嗚呼〜寝顔めっちゃ可愛い。
頭なでなで。
布団から出てる肩からデコルテラインがセクシー。




これ………涼子さん帰って来たらヤバいよね?
早退してくる可能性だってあるし。
落ちてる奈那の服も拾った。




足元から下着を履かせていく。
今日は黒の下着だなんてヤバ過ぎる。
最初から電気点けてすれば良かったぁ。
スヤスヤ眠る奈那にブラを付けてあげる。
結構ドキドキして手が震える。




着ていた服を着せようと首を通した瞬間パチッと目が開いた。




「あ……ごめん、服着せちゃった」




無言のままボーッと俺を見てる。
あれ?まだ寝ぼけてる!?
トロンとした目が俺をそそのかす。
腕は通してないからまだブラは見えたまま……




「奈那…?まだ寝てていいよ」




気を取り直して腕を通してあげたのに。
通し終えたらゆっくり服を引き寄せられて唇が重なる。
寝ぼけてるはずなのに甘噛みしてくるとことか腕を回す仕草にグッとくる。




「ヒロ……行かないでよ」




あ……トドメ刺された。
キスで応えたら止まらなくなるのに……
ほら……膨らみに触れてしまう。
黒い下着……剥ぎたくなる。







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