触りたい、縛りたい、愛したい 〜例え許されない恋だとしても〜
「いいよ、好きにして。最初にどこ攻めてくれるの…?」
瞳で誘導されてる。
ヤバ……本当にいつも通り挑発されてるみたいだ。
「気持ち良い…?」
そんなこと聞かないでよ、恥ずかしい。
だって俺……今1人で……奈那見ながら。
「私にいつもされてること想像して…?ビクッてなってるヒロ…凄く可愛いんだよ?」
脳内で蘇る奈那の残像。
形の良いバストと細いライン。
「んふふ……今、裸にされちゃったかな?」
全部バレてて恥ずかしい。
そんなに顔に出てる…!?
「私もヒロの触ってるから…」
あの細い指でいつもいかされる……
あの感覚が……
「エヘヘ……可愛い、ヒロ」
良い顔してる…ってそれ奈那の方だから。
すげぇ挑発してきた後のもっと欲しいって顔してる。
それだけでいけそう………
もう……どうなったのかちゃんと覚えてない。
奈那の瞳と声だけで激しく揺さぶられる。
着ていたTシャツにまで飛んじゃって笑われた。
クッソ恥ずい…!!
「じゃあ今からちゃんと禁欲してね?もうダメだよ?」
「はい……」
もういつもの笑顔に戻ってる。
満足してくれたの?
こんな感じで翻弄されっぱなしなら俺、大丈夫かな?
離れていても、理性保つのに四苦八苦しそう。
“でもこういうの好きでしょ…?”
はい……好きです。
大好物……かも知れません。
もちろん奈那、限定でね。