触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜




奈那を抱きしめたままクルッとひっくり返って自分が上になった。
呆気に取られてる…?可愛い。
新しいの付け替えたら「え?」って顔。
ダメ…?




「大丈夫なの…?」




「うん……何か俺、復活するのも早いみたい」




そう言うと優しく抱き寄せられた。




「いったばっかなのに〜もう、最高なんだけど?」




「エヘヘ……俺も、奈那が最高過ぎてヤバい」




次は俺から攻めさせて…?
奈那……動いちゃダメだよ…?
あ……もう言ってるそばから〜本当やめて。
笑うなって。




「ごめんごめん」って胸攻めてきてんじゃん。
クソっ……!
このままイチャつきたいのもあるけど、攻める手を掴んで頭の上で押さえつけた。
両手取られてたら身動き出来ないでしょ?




「我慢出来ないの…?」




挑発的な視線にゾクゾクする。




「こんなに煽られて出来るわけないだろ」




「いく寸前のヒロが好きなんだもん」




「またそうやって煽る…」




「煽りたくなるの…この顔」




手は取ったものの、目でやられそう。
動けなくなる。
反応してるの見ながから「欲しい…」って甘い声出さないで。
充分濡れていることもわかってる。
でもダメ………焦らしたい。




どう……?
なかなか核心に触れないキス……
焦らして……焦らして……悶えて……?
欲しい目をしたら触れてあげる。
だからさっきの声聞かせて……?




背中にまで這わせて…後ろから攻めたら…?
それでもキスをせがむの?
甘え方ヤバいんだけど。




肩に手を置いたら止まんなくなった。
さっきよりもっと奥に届いてる気がする。
揺れながら漏れる声を押し殺す奈那に更に突き上げて鳴かせるのが快感になっていく。




「ヒロ……っ…もう無理……もういったよ…っ!」




まだ終わりじゃないよ…?
鳴かせ足りない。
次は顔見せて……見ながらしたい。




「いったばっかだよ……」




「ダメなの…?抜くの…?」




「抜いちゃダメ…」




「欲しいんでしょ…?」




潤んだ瞳がもう答えてる。
ヒロの意地悪……って逸らさないで。









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