触りたい、縛りたい、愛したい 〜例え許されない恋だとしても〜
「このままいきたいです……いかせてください」
表情がヤバ過ぎて本能が剥き出しになった。
恥じらいながら乞う姿。
思わずキスした後、一心不乱に攻め続けた。
いってもいっても止まらなくて、
額の汗が垂れ落ちるほど壊してしまった。
なのに「ヒロもちゃんといけた?」って気にしてる。
どんだけ可愛いんだよ。
まだ抱き合っていたいけどウーバーイーツ来ちゃった。
大丈夫、まだ横になってて。
すぐに動けないでしょ。
俺は今、無敵!ってくらい調子良いから。
「お腹すいた〜」と降りてきた奈那。
何気に俺の家着のパーカー着てる。
サイズ感ヤバいし髪もアップにしてて無造作なのが良い。
相変わらず足も細いね。
「食べよう?」
キラキラした瞳。
食べた後も引っ付いてたらもっとイチャイチャしたくなったけど両親が帰って来た。
笑顔で出迎える奈那に嬉しそう。
いわゆる正期産といっていつ生まれても良い期間に入ったらしい。
まだ下がってきてはないって言ってるけどそんなのわかるんだね。
でももうそろそろだと皆がソワソワしてるのはわかる。
「ヤバいね?もうすぐ妹に会えるんだよ!?」
「だな?」
今からデレデレしてる奈那が可愛く思えた。
いくつか名前も候補が挙がっていて相談し合ってるのもすごく楽しい。
やっぱりこの家に奈那が居るだけでこんなに華やぐんだよな。
「生まれたら床上げするまでの間、実家から通うの許可下りたから」
「えっ!マジ!?」
思わず一番乗りで反応してしまった。
だって聞いてなかったから。
まさかそんなサプライズあったなんて。
ちゃんと段取りしてくれてたんだ。
涼子さんも謝りながら喜んでる。
「講義とか課題多いのに無理だけはしないでね」
「大丈夫、今はそんなことより自分の身体第一にね?」
やった…!!
また奈那との生活に戻れる!!
ちょっとの間だけど。
隣からほっぺツンツンされて「浮かれ過ぎ」って言われちゃった。
ごめんなさい……親父居たんだった。
着替えに行ってくれてて助かったよ。
「わぁ〜でもやっぱ大きい〜さすが臨月だね」
撫でたりスリスリしながらお腹にキスしたりして奈那が一番嬉しそう。
予定日まであと2週間あるからまだ余裕だと思ってた。