触りたい、縛りたい、愛したい 〜例え許されない恋だとしても〜
「もっと口開けて……」
「うん……」
奈那のリードは毎回心臓が保たない。
目隠しされてるなら尚更。
もっと……もっと……絡み合いたい。
Tシャツの中に手を忍ばせたら奈那の身体も反応してる。
「もう我慢出来ないの?」
「朝から我慢したよ……まだダメなの?」
当たってるところもそろそろ限界。
意地悪……続けるの?
「ヒロが可愛過ぎるからまだキスしてたい……」
大胆に奪われて侵される。
奈那のキス……凄く気持ち良い。
こうやって堪能するのも刺激的だ。
嗚呼……ヤバい。
もう爆発しそう。
腰引かないで。
細い手が俺の胸に………ビクッと反応する身体。
見なくてもわかる。
そんな俺を見て興奮してくれてるよね。
あの瞳になって攻めてくるんでしょ…?
「まだ良い夢見ててね……」
こんな刺激受けておちおち寝てられないよ。
キスを受け止めながら膨らみに触れた。
中に忍ばせた手で探り探りホックを外す。
目隠しされてた手を解いて視線が重なる。
「もう無理……」
余裕のない俺を見てまた嘲笑うかと思えば奈那も余裕なさそう。
「私も欲しい……意地悪してごめんね?」
俺の手を取り膨らみに当てる。
真っ直ぐな瞳は揺らぐことなく俺を見つめていて。
「ヒロとひとつになりたい……」
何回言われても胸を突き破る。
何回見ても射抜かれる表情。
ズルいよ……掴んで離さない。
「どんなに私が壊れても……して?お願い……やめないで」
そんなセリフの後の激しいキスもズルい………
止まらないじゃんか………
受け止めるばかりは嫌だ。
全部剥いだら火照る身体は無心に求め合う。
壊していいの……?
うん……いいよ………
後悔しない……?
しないよ……鳴かせて………
声漏らさないでね……
その時はキスして……
了解………
どれだけ可愛いの?
ヒロに鳴かされるの結構好き…とかその顔で言うのこっちがヤバくなる。
ねぇ、どんどんその余裕っぷり崩したくなるよ。
また言わせたくなる………
いかせてくださいって………
この顔でお願いされたい………
「まだ欲しい……」