触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜




お願いされるどころか、絞り取られそう……
そんなふうに握らないで。




「ちょっと待って……いったばっか…っ」




それでもまた繋がって締め付けられる。
嘘のように復活して満足そう。
よ、喜んでもらえて光栄です……ハイ。
壊れてもやめないでって……俺もってことだったの!?




また新しいの開けてる。
ちょ…っ、それ何個目…!?
うぅ………でも装着出来ちゃう。
ヤバい……もう何回目かわかんないほど。




奈那だって何度もいってるはずなのに……
まだあの瞳だもん……
キスしながら「もっと」って煽る。
あ……刺激しないで。




「ダメ…?いきそう…?」




そう聞きながら攻めは止まらない。
本当ヤバくて返事出来ない……頷くだけ。
いっていいよ……と激しくなる。
俺だけは嫌だ……一緒にいきたい。
下から深く突き上げたら不意打ち過ぎて思わず声が漏れた。




口を押さえても今更遅い。
そのまま続けたら同時に果ててしまった。
終わった後の恥ずかしそうに照れてる仕草が可愛い。




「キスねだるの忘れてた…声漏れちゃった」




不意打ちだったからね……ごめん。
我慢出来なかった。
余韻の残るキスに浸りながら
触れたらまた欲しいと思ってしまう俺はどうしようもないですか…?




「ヒロ……大好き」




ギュッと抱きついてきた華奢な身体と唇がまた刺激してくる。
チクッと紅い印。
つけたあとの妖艶な眼差しにすぐに反応してしまう。
まだ手のひらの上で転がされてる感じ。




誘う視線に釘付けな俺は目が離せない。
右手の指を絡めてきた。
恋人繋ぎしたまま手の甲にキスを落とされ……こっちを見ながら吸い付いたり。
いやらしいリップ音。




触れてるところ全部熱い……
解いた指を2本口に咥えてきた。
ドキッとして固まる。
色っぽくて正直、もう襲いかかりたい。
優しく歯を立てるんだもん。
舌も当たってヤバい。




「もっとしていい…?」




「ん……うん」




「気持ち良くしてくれたからそのお礼」




そんなの……こっちこそだよ………
悶えまくってたの知ってるでしょ。




恥ずかしさもあるけど全然目を逸らせない。
ずっと見てしまう。
だって奈那もこっち見てるから。
真っ直ぐ見つめて咥えてる。
ツーッと舌が這う。







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