触りたい、縛りたい、愛したい 〜例え許されない恋だとしても〜
「一緒にいきたい…」
身を寄せ合って甘い声で囁かれたら負けちゃう……
この瞳に殺られる……
耐えろ……今は耐え抜け………
「キスして」
奈那にそれ言われたらもうダメ。
どんどん深いキスになって……再び締め付けてくる。
負けじと攻めて声を漏らせた。
でも結局一緒に果てちゃって……
次はリビングのソファーで。
先に座らされる。
足の間に膝を落としてきて今度は奈那の攻める番みたいだ。
「なに先にいかせようとしてるの…?」
「え、いや……」
膝で撫でられながら再び深いキスの嵐。
まだ息も整ってないのに…ズルい。
頬に触れていた手も下に。
「まだ出来る…?大丈夫だよね…?」と撫でるからすぐに反応していく。
そんなの愚問だよ。
わかりきってるでしょ?
力なく頷いたら頬に触れた手の親指が八重歯をなぞる。
「欲しいの…?」って妖艶に聞くからその指を咥えて舐めた。
「欲しい……今度はもっと壊していい?」
言葉攻め……少しは俺も出来るようになってきた。
でも奈那はすぐそれを上回る。
間に入っていた膝で足を閉じられて挟まれた。
またしても上に乗られる状態。
もう握ってる。
細い指が動くたび、お腹に力が入るくらい我慢しなきゃならない。
俺の全てを知ってるから油断大敵。
「その前に耐えれるの…?」
「うっ……頑張る」
「じゃ、いっぱいいかせてね?」
再びキスしながら繋がった。
あ……待って、まだ動かないで。
「ベットよりこっちの方が興奮する…」
なっ、なななっ…!!
そんなこと言っちゃうなんて…!!
吐息混じりは反則。
いつもこんなふうに翻弄されて負け戦が繰り広げられる。
何回出来るかって挑戦した日もあった。
ヘトヘトになっちゃったよね。
「ん……痩せた?」
「え…?何でわかるの?」
だって軽いもん。
触った感じも前と比べて細くなってる気がする。
「そりゃわかるよ、ここのサイズは変わってないけど」
膨らみに触れてキスしたら嬉しそうに笑ってくれる。