【短】じっとできない
幼馴染なのに、何時の間にか「男」と「女」っていう隔たりが出来て…。
汰一は、いつも隣にいる私のことを、うとましくは思ってないみたいだけど…。
いつか、いつか…ココから置いて行かれる日が来るんだろうか?
現に、汰一を狙う女子は跡を絶たない。
それに皆、美人で才女ばかりだ。
そんな中で汰一の気持ちを揺るがす相手がいるかもそれないし。
既に好きな人がいるらしいから…私は本当は隣にいる資格なんかないんじゃないかもしれない…。
「あーもー…モヤモヤするー…」
私はあれからぷんすか怒るだけで、ほとんど会話もせずに家へと帰って来てしまったことを後悔していた。