僕を壊したのは君だから。
「ねみぃ……」


あぁ、そうですか……!


もう相手にしない。



そう決めて授業の準備をしていると、机に突っ伏した朝比奈君がこちらに顔を向けて。


眠たそうにまばたきする目に長いまつげが上下する。



……悔しいくらい、綺麗な顔してる。


っ、なんでそんなにこっち見るの……。


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