僕を壊したのは君だから。
私が朝比奈くんに心臓を撃ち抜かれたのは、新学期のこと。
全校生徒30人の小さな学校で義務教育を終えた私は、高校に入って友達を1から作ることになっていた。
だけど、どう声をかけていいのかわからなかったの。
なにしろ新しい同級生と出会うって経験がものすごく乏しい人生だったんだから仕方ないよね?
そんな慣れない高校での、はじめての体育の日。
『体操着忘れたー』と嘆く男子生徒に『俺の着ていいよ』と簡単に声をかけたのが朝比奈くんだった。
全校生徒30人の小さな学校で義務教育を終えた私は、高校に入って友達を1から作ることになっていた。
だけど、どう声をかけていいのかわからなかったの。
なにしろ新しい同級生と出会うって経験がものすごく乏しい人生だったんだから仕方ないよね?
そんな慣れない高校での、はじめての体育の日。
『体操着忘れたー』と嘆く男子生徒に『俺の着ていいよ』と簡単に声をかけたのが朝比奈くんだった。