僕を壊したのは君だから。
「ええっと……」
そうやってもごもごしているうちに
「答えてよ!!宮岡さん!!」
びくっと肩がはねる。
さっきからずっとこの繰り返しだ。
「付き合ってないし、なにもしてないです……」
「え!?なんて!?」
一斉に耳が向く。
ひっ。
思わずスクールバッグで顔を隠しつつも、とりあえず否定しなきゃと声を張ったの。
「付き合ってないし!なにもしてないです……!」
こんなに大きな声で言ったのに。
「じゃあなんで服なんか脱いでたの!?朝比奈くんの前で!」
「付き合ってるんでしょ!?」
どうして言葉が通じないの……!