私たちの春は白
第三章 勉強会
ある日の放課後、私たち福祉コースの生徒たちは図書室に集まっていた。放課後の図書室には私たち以外誰もいない。
図書室の椅子に座り、私たちは考え込む。私たちの前には、伊藤先生に出された宿題が置かれている。その量は夏休みに出されるプリント集のように多い。
明日から早くもゴールデンウィーク。これはゴールデンウィーク中の宿題。
難しい問題もあるから、みんなで少しでも進めよう。そう海斗が言ったから。
宿題の中身は、伊藤先生の座学もあれば、杉浦先生の実技に関する問題もある。
「これ、何だったかな?」
詩織が問題を指差す。みんなが一斉にその問題を見た。
『介護の三原則を答えなさい』
一、安全・◯◯
二、個人の◯◯
三、◯◯支援
実技の問題だ……。
「実技っていえば、休み明けにベッドのシーツ交換のテストするんだっけ」
結衣の一言で、私は一気にブルーになる。
「うわぁ……。それ言わないで〜」
「俺、あれ苦手なんだよ」
私と太陽が同時に机に突っ伏した。
図書室の椅子に座り、私たちは考え込む。私たちの前には、伊藤先生に出された宿題が置かれている。その量は夏休みに出されるプリント集のように多い。
明日から早くもゴールデンウィーク。これはゴールデンウィーク中の宿題。
難しい問題もあるから、みんなで少しでも進めよう。そう海斗が言ったから。
宿題の中身は、伊藤先生の座学もあれば、杉浦先生の実技に関する問題もある。
「これ、何だったかな?」
詩織が問題を指差す。みんなが一斉にその問題を見た。
『介護の三原則を答えなさい』
一、安全・◯◯
二、個人の◯◯
三、◯◯支援
実技の問題だ……。
「実技っていえば、休み明けにベッドのシーツ交換のテストするんだっけ」
結衣の一言で、私は一気にブルーになる。
「うわぁ……。それ言わないで〜」
「俺、あれ苦手なんだよ」
私と太陽が同時に机に突っ伏した。