冬〜二人で、ずっと一緒にいようね〜
そう思いながら道を歩く。コツコツとブーツで歩く音が響き、白い息が出てくる。
「クリスマスにこの服着るね!」
「楽しみにしてる!」
「翔くんが選んでくれたんだから、絶対似合ってるよ」
「香奈は何を着ても似合うよ」
目の前を、幸せそうにカップルが歩いている。カップルを見ると冬樹くんに会いたくなる。前に会ったのは、一ヶ月くらい前かな?
冬樹くんは有名な会社で働いている。海外出張も多く、デートがドタキャンになることもあった。でも冬樹くんは優しいし、とても誠実な人だから寂しくても我慢できる。
服の入った袋を持つ手がかじかんでいる。手袋を忘れたんだ。去年に冬樹くんとデートした時、手袋を忘れて困っていたら、「僕のを貸してあげるよ。冬花は体を冷やしちゃダメ」と言ってくれた。
冬樹くんの手袋は、当たり前だけどとても大きくて二人で「ブカブカだ〜」と笑い合った。でもとても温かくて、冬樹くんはずっと手をつないでくれた。
「クリスマスにこの服着るね!」
「楽しみにしてる!」
「翔くんが選んでくれたんだから、絶対似合ってるよ」
「香奈は何を着ても似合うよ」
目の前を、幸せそうにカップルが歩いている。カップルを見ると冬樹くんに会いたくなる。前に会ったのは、一ヶ月くらい前かな?
冬樹くんは有名な会社で働いている。海外出張も多く、デートがドタキャンになることもあった。でも冬樹くんは優しいし、とても誠実な人だから寂しくても我慢できる。
服の入った袋を持つ手がかじかんでいる。手袋を忘れたんだ。去年に冬樹くんとデートした時、手袋を忘れて困っていたら、「僕のを貸してあげるよ。冬花は体を冷やしちゃダメ」と言ってくれた。
冬樹くんの手袋は、当たり前だけどとても大きくて二人で「ブカブカだ〜」と笑い合った。でもとても温かくて、冬樹くんはずっと手をつないでくれた。