冬〜二人で、ずっと一緒にいようね〜
クリスマスはどんな特別な日になるんだろう。私が胸を高鳴らせていると、スマホに電話がかかってきた。冬樹くんからだ。この時間にかかってくるのは珍しい。
「冬樹くん、どうしたの?」
久しぶりの電話に私は頰を赤く染める。私はラインより電話の方が好き。こうして、大好きな人の声を聞けるからーーー。
「冬花ちゃん、今何してるの?」
「今?デート用の服を買って家に帰るところだよ。どんな服を選んだかは、当日のお楽しみ!」
「ごめん!そのデートのことなんだけど……」
冬樹くんの言葉に、私は足を止める。仕事が入ってデートはできなくなったということだった。
「……そっか……」
「本当にごめんね。また今度日を改めよう」
「うん……」
じゃあ、仕事があるからと電話は切れる。耳に残る電子音に、私は泣きたくなるのを堪えた。
そして、クリスマス当日。私は新しく買った服を着て、街を歩いていた。
家にいても何もすることはないし、買い物をして気分を紛らわそうと思ったんだ。
「冬樹くん、どうしたの?」
久しぶりの電話に私は頰を赤く染める。私はラインより電話の方が好き。こうして、大好きな人の声を聞けるからーーー。
「冬花ちゃん、今何してるの?」
「今?デート用の服を買って家に帰るところだよ。どんな服を選んだかは、当日のお楽しみ!」
「ごめん!そのデートのことなんだけど……」
冬樹くんの言葉に、私は足を止める。仕事が入ってデートはできなくなったということだった。
「……そっか……」
「本当にごめんね。また今度日を改めよう」
「うん……」
じゃあ、仕事があるからと電話は切れる。耳に残る電子音に、私は泣きたくなるのを堪えた。
そして、クリスマス当日。私は新しく買った服を着て、街を歩いていた。
家にいても何もすることはないし、買い物をして気分を紛らわそうと思ったんだ。