友達以上…
キン…と音がするんじゃないかと思うくらい朝の澄んだ空気が冷たくて、私はマフラーの中に埋まるように首をすくめた。
雲ひとつない澄み渡った青空。まさにデート日和。
私は、待ち合わせのカフェに入ると、辺りを見回した。
陸…は、まだ来てないか。
空席の目立つ店内を確認して、私は温かいカフェラテを注文する。
店員から温かいカップを受け取ると、両手で包み込むように持ち、入り口の見える2人がけのテーブルに着く。
あたたかい…
私は、それをすぐに飲むことなく、しばらく両手で抱えて、手を温めた。
それから程なくして、自動ドアが開き、陸が入ってきた。
私は、笑顔で手を挙げる。
けれど……
陸の後ろから現れたのは、昨日も私が、一日中一緒だった女性。
「原課長」
私は思わず、彼女の名を呼んだ。
陸は笑顔で私の横に立ち、
「おはよ。
俺たちも飲み物買ってくるよ」
とさらりと告げて、カウンターに向かう。
そして、当然のように、原課長もそのあとに続いた。
雲ひとつない澄み渡った青空。まさにデート日和。
私は、待ち合わせのカフェに入ると、辺りを見回した。
陸…は、まだ来てないか。
空席の目立つ店内を確認して、私は温かいカフェラテを注文する。
店員から温かいカップを受け取ると、両手で包み込むように持ち、入り口の見える2人がけのテーブルに着く。
あたたかい…
私は、それをすぐに飲むことなく、しばらく両手で抱えて、手を温めた。
それから程なくして、自動ドアが開き、陸が入ってきた。
私は、笑顔で手を挙げる。
けれど……
陸の後ろから現れたのは、昨日も私が、一日中一緒だった女性。
「原課長」
私は思わず、彼女の名を呼んだ。
陸は笑顔で私の横に立ち、
「おはよ。
俺たちも飲み物買ってくるよ」
とさらりと告げて、カウンターに向かう。
そして、当然のように、原課長もそのあとに続いた。
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