偽りを捨てて。
第1章 偽りの少女
本性を隠して。
「ねぇねぇ!美織ちゃんっ、今日はお昼一緒しない!?」
「えーっ!今日は私と食べようよーっ」
「この前一緒に食べるって言ったけど……どうしよ?」
ふふっ、なんてモテモテなんだろう。
「みんな、ごめんっ!今日も茉白と食べるから……ほんとごめん!!」
「ふふふー、みんな羨ましくて仕方ないでしょーっ!この天使は私のもんだから♡」
粟佐 茉白-アワサ マシロ-、私の唯一の親友……ってとこ。
私を溺愛しているけど、どこかサバサバしててすごく付き合いやすい。
「羨ましいー!まぁ無理にとは言わないよ!またみんなで食べようねーっ!!!」
「うんっ!ありがとう!」
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