偽りを捨てて。



許せない…というか許したくない!!!



私の今のこの平穏な高校生活の唯一の汚点!!



みんなの記憶からあのシーンを消してしまえたらいいのに……。



みんながよそよそしくなる前に戻りたい……。



そんなありもしないことを願いながら目的のサボり場所である屋上にたどり着いた。



ガチャ…。



無駄に重々しい鉄扉を開ける。



今日は憎たらしいほどの晴天だ。



はぁ…今はこれでもストレスが溜まりそうだ。



って……あれ?



先客……?



奥の柵に誰かがもたれかかっているのが見える。



はぁ……それは予想外だった。



とりあえず外の空気は吸いたいから少し出たら場所変えるかー……。



……ん?



あれ、見間違い………???





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