懐妊秘書はエリート社長の最愛妻になりました


「里帆ちゃんがそこまで言うのならわかったわ。だけど、このまま彼を待たせておくわけにもいかないでしょ? もう一度きちんと話してらっしゃい。修太朗を連れていくといいわ」
「えっ、俺も!?」


修太朗は驚いて自分の胸を指差した。


「行ってあげなさい」


一子に背中をトンと叩かれ、修太朗が前のめりになる。


「すみません、よろしくお願いします」


里帆にまで頼まれ、「しょうがないなぁ。わかったよ」と渋々了承した。
< 89 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop