懐妊秘書はエリート社長の最愛妻になりました
「里帆ちゃんがそこまで言うのならわかったわ。だけど、このまま彼を待たせておくわけにもいかないでしょ? もう一度きちんと話してらっしゃい。修太朗を連れていくといいわ」
「えっ、俺も!?」
修太朗は驚いて自分の胸を指差した。
「行ってあげなさい」
一子に背中をトンと叩かれ、修太朗が前のめりになる。
「すみません、よろしくお願いします」
里帆にまで頼まれ、「しょうがないなぁ。わかったよ」と渋々了承した。