たとえば、こんな人生も
「よぉ、ひなた」
「シン君」
休憩所でのんびり雑誌を読んでると
コンビニの袋を持ってシン君が現れた
「今からごはん?」
「おー」
私の前に座ると
袋から取り出したおにぎりを
さっそく頬張る
「いや、しかし…
レイジはすげーやつ拾ってきたな」
「……姉さん達も話してたけど
そんなにすごい人なの?いつきさん」
レイジとはオーナーの名前
数日前に
不審者と勘違いして私が捕まえようとしてた人
いつきさん
あの人はこの界隈では有名な人らしく
自己紹介時にその場に居合わせた姉さん達は皆
かなり驚いていて
終始ざわついていた
「ああ
あいつの顔見たろ?ありえねーくらいのイケメン
女の扱いもうめーし、やることも上手い
いつきのいる店はいつも客足絶えねーんだよ」
「へー」
「ここに来る女の大半は
いつき狙いって言っても過言じゃない
それくらい「いつき」は名が売れてる」
「ふーん」
「……お前、全く興味なさそうだな」
生返事を返しながら雑誌を読む私を
シン君は意外そうに見ていた
「シン君」
休憩所でのんびり雑誌を読んでると
コンビニの袋を持ってシン君が現れた
「今からごはん?」
「おー」
私の前に座ると
袋から取り出したおにぎりを
さっそく頬張る
「いや、しかし…
レイジはすげーやつ拾ってきたな」
「……姉さん達も話してたけど
そんなにすごい人なの?いつきさん」
レイジとはオーナーの名前
数日前に
不審者と勘違いして私が捕まえようとしてた人
いつきさん
あの人はこの界隈では有名な人らしく
自己紹介時にその場に居合わせた姉さん達は皆
かなり驚いていて
終始ざわついていた
「ああ
あいつの顔見たろ?ありえねーくらいのイケメン
女の扱いもうめーし、やることも上手い
いつきのいる店はいつも客足絶えねーんだよ」
「へー」
「ここに来る女の大半は
いつき狙いって言っても過言じゃない
それくらい「いつき」は名が売れてる」
「ふーん」
「……お前、全く興味なさそうだな」
生返事を返しながら雑誌を読む私を
シン君は意外そうに見ていた